内部SEOと外部SEO
SEOとは、具体的にどのような作業を行うものなのでしょうか?
それにはまず、検索エンジンがどのようなWebサイトを高く評価するのかを考える必要があります。
Yahoo!およびGoogleがWebページの検索順位を決める時に大きく分けて、サイト内要因とリンク要因に分けられます。
サイト内要因とは、サイトの中に検索キーワードが含まれるか否かといったサイト内部の要素を指し、
リンク要因とは他のサイトからどのようなキーワードでリンクされているのか、
リンクをどれくらいもらっているかという、他のサイトが関連した要因になります。
内部SEO対策
タイトルにキーワードを含める行為や、本文中にキーワードを含める行為は内部SEO対策に当たります。
自社サイト内での処置であるため、テキストやリンクの編集は容易です。
SEOを実施する上で、まず最初に行っておくべき作業でしょう。
簡単にできる事をいくつか紹介します。
- サイト内に検索キーワードが含まれるようにする
- サイト内の他のページからリンクを貼る
- 見出しタグ等でキーワードを強調する
- サイト内の文章量を増やす
Googleでは年々内部SEOの比重を高めてきています。まずはクローラーを意識したサイト作りをします。
クローラーが頻繁にサイトへやってくるようにならないと、いくら内部SEOを行っても適切に評価されません。
クローラーがサイトへくる条件
1.WEBマスターツールで設置したサイトマップからくる。
2.インデックスされているサイトからリンクを辿ってやってくる。
サイトを作ったばかりの場合は必ず1を実行してください。サイトマップを作る事で、他のページからあまりリンクされていないページや
できたばかりのページをインデックスさせたい場合に有効です。
2はすでにインデックスされているページがある場合、そこにリンクを張る事でクローラーがやってきます。
内部のリンクだけではなく、他に自分のサイトがある場合にリンクを張る事でクローラーの通り道を作る事ができます。
上記の2点を行うとクローラーがくるようになります。
頻繁に更新するとクローラーも頻繁にくるようになります。1度作ったページはそれで終わりにするのではなく、
気づいた点や修正したい事、追記などを繰り返してコンテンツ内容を充実させます。
Googleはユーザーが求める内容をより詳しく書いているページを上位に表示させます。
更新時には内容がより詳しくなるように追記しましょう。
サイトを作る際はなるべく構造階層を3階までとし、2クリックまでですべてのページへいけるようにしましょう。
重複ページの解消、HTMLの修正
タイトルやdescriptionのタグが重複しているとサーチエンジンは同じようなページが複数あると判断して順位を下げたり、
検索結果に表示しないようにしてしまいます。Webマスターツールの「検索のデザイン」→「HTMLの改善」を確認してください。
画像では重複するメタデータ34、短いメタデータ159、タイトルタグの重複39になっていますが、クリックすると該当ページが表示されます。
すべての項目が0になるように、それぞれのページを修正しましょう。
内部リンクの張り方
リンクを張る時やってはいけない事 こちら、TOPページ、戻るなどのリンク先の内容が伝わらないリンク、
同じ意味でURLそのままのリンクも良くないです。リンク先の内容のわかるアンカーテキストにしましょう。
キーワードの選定
SEO上もっとも重要視されるタイトルタグのキーワード選定します。googleアドワーズのキーワードプランナーを使います。
自分の興味あるキーワードで月間の検索ボリュームを見ます。最初は月間1000ぐらいのキーワードが狙い目です。
検索ボリュームが1000ぐらいのキーワードをいくつかリストに入れたら、実際にGoogleにキーワードを入れて検索してライバルに大手サイトがいないか、
検索した時に右上に出るHIT数、10位以内のページのコンテンツの精度などを見ていきます。
検索10位以内のどのページよりもそのキーワードの内容で詳しいページが作れそうな場合はオッケーとしましょう。
この時、複数のキーワードを入れたタイトルにはしないで、先ほど決めたキーワードのみにしたほうがいいです。
複数のキーワードを入れるとそれぞれのキーワードの効果が薄れてしまいます。
画像の使い方
画像ファイルも検索を意識して設定しましょう。ファイル名を123.jpgやimage123.jpgなどではなく意味のあるファイル名にしましょう。
Googleはバイリンガルに意味を認識できますので、ローマ字や英語で意味の分るファイル名にします。
下記の画像はgoogleで「ウェブマスター」で検索した場合です。
検索結果のURLのwebmasterの部分も太字でウェブマスターと同じ意味と認識しています。
見出しタグの最適化
h1~h6の見出しタグはタイトルタグの次に重要視されます。ほとんどのサイトではh4~h6は使われていません。
必ず数字の小さい方から順番に使います。下のようなイメージです。
この順番を守らないとサーチエンジンがどのキーワードがより重要か判断できなくなってしまいます。
h1はページ全体の見出しとして使うので必ずキーワードを入れてください。
タイトルタグと重複していても大丈夫です。
最も重要なのはサイトの中身
上記に書いたことはすべて基本的な事になります。検索上位のほとんどのサイトはこれぐらいの事はしているので、すべてやって普通です。
内部SEOをすべてやった後はコンテンツで勝負する必要があります。選定したキーワードで10位までに表示されているどのサイトよりもディープな内容にしてください。
Googleで上位表示を狙うのにGoogleで調べるよりも、書籍や自分なりの研究成果を元にオンリーワンの記事を書くと、より上位に表示されやすくなります。
外部SEO対策
他のサイトからより多くの、より質の高いリンクを張ってもらう行為を外部SEO対策と呼びます。
検索エンジンは、他のサイトからのリンクを「人気投票」と見なし、評価の指標としています。
被リンクが多いページは、イコール、価値の高いページと判断されるのです。
ただし、全てのリンクが評価されるわけではありません。
SEO効果の見込めるリンクとはハイパーリンクタグで囲まれ、アンカーテキストに検索キーワードが含まれているものです。
リンクされる文章にはキーワードが含まれていなければなりません。
また、自分で外部SEO用のサイトを作ったり、掲示板等へ宣伝のに書き込みを行うと簡単に見破られ、
ペナルティの対象となってしまします。ペナルティの対象となると、検索結果から除外されたり、検索順位を大幅に下げられたりしてしまいます。
他人から都合よくこちらの意図するキーワードでリンクしてもらう事は意外と難しいものです。
パナ一画像などのイメージ、を使ったりンクの場合は、alt属性に代替テキス卜を記述することができるので、そこに検索
キーワードが含まれるようにしてください。
SEO対策は簡単な物ほど効果がある
「タイトルにキーワードを含める」、「本文にキーワードを含める」「リンクにキーワードを含める」など
外部では「Yahoo!カテゴリに申し込む」など、特別なスキルや知識が無くても簡単に実施できるものばかりです。
SEOを実施するサイトのコンテンツが豊富でユーザーの求めた情報のある優れたサイトであれば、
このページで紹介した簡単なSEOを施すだけでも十分に勝負できます。